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事業紹介

精緻な化学合成技術を生命につなげる。

有機化学事業(医薬)

農薬事業で培った化学合成技術を医薬品の開発、製造に展開しています。
たとえば、医薬原薬と呼ばれる医薬品の有効成分。石原産業では、1998年に医薬品等の製造品質管理基準GMP対応(Good Manufacturing Practice)の工場を完成させ、アメリカ食品医薬品局(FDA)の査察パス、承認を得て、2001年より国内製薬会社への販売をスタートしました。

医薬品は、何工程もの合成プロセスを経て製品となります。石原産業では、この合成プロセスの途中段階にあたる有機中間体とよばれる医薬品の原料を製造しています。なかでも、1981年に第36回大河内賞を受賞した有機中間体「CTF」(CF3ピリジン誘導体)の製造方法の開発は、国内外から当社の技術が高く評価されるきっかけになりました。

四日市工場内にある医薬専用GMP工場には、精密機器レベル(クラス100,000)のクリーンルーム、多段階合成における最終精製のカラムクロマトグラフィー、ろ過/乾燥、粉砕/混合といった工程、USP純水(不純物を一切含まない水)に準拠する製造用水を備え、排水、廃棄物処理にも信頼性の高いシステムを整えています。

さらに、発売以来、多くの大学、製薬会社の研究機関から支持を集めているのが研究用試薬「ゲノムワン®」シリーズです。2002年に遺伝子機能解析HVJエンベロープベクターを発売。その後細胞融合用試薬を発売、2007年には米国向けの販売も開始しました。

HVJエンベロープベクターは、もともと遺伝子やタンパク質を細胞に導入する「運び屋」として開発されましたが、2006年に大阪大学でがん細胞を死滅させるという現象が発見されました。現在、新規バイオ抗がん剤として大阪大学と臨床開発を進めており、前立腺がん、メラノーマ及び中皮腫の3がん種を対象に医師主導治験を実施しています。