GenomONE(ゲノムワン)はさまざまな人達の手で製造されています。そんな人達のいろいろ語り。
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2011・2・15 更新

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第11号
学会発表報告&細胞融合を利用した研究、今と過去

 
 
 2010年12月に神戸で開催されたBMB2010(33回日本分子生物学会年会、第83回 日本生化学会大会 合同大会)で、ポスター発表およびブース出展を行いました。
 多くの方にご来訪いただきましてありがとうございました。
ポスター発表を行いました 以下の2題について、簡単に紹介させていただきます。



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1P-1291  トランスフェクション困難な細胞種におけるHVJ-Eベクターを用いたsiRNAの導入条件の検討  

不活化したセンダイウイルスであるHVJ-Eベクターは、siRNA、プラスミド等の核酸やタンパク質を膜融合を介して細胞内に導入することができます。HVJ-Eベクターはこのユニークな導入経路により、カチオン性のトランスフェクション試薬(リポフェクション試薬やポリエチレンイミン/PEI など。一般的にエンドサイトーシス経路で細胞内に核酸を導入することが知られています)では導入が難しい、Jurkat, THP-1, U937, HL60, RAJI等の免疫細胞にもsiRNAを導入できることは、既に学会や論文で報告しておりましたが、この度は、さらに高効率なsiRNAの細胞内導入プロトコルについて発表を行いました。

もし現在使用しているトランスフェクション試薬でsiRNAの導入ができずにお困りでしたら、HVJ-Eを利用したトランスフェクション試薬GenomONE シリーズ(HVJ-Eベクターキット)を是非お試しください!

注)現在(20112月)販売中の“GenomONE キット”に付属の取扱説明書に記載されているsiRNA導入プロトコルでも導入は可能ですが、学会で発表したプロトコルとは操作手順等が若干異なります。
詳細についてはお問い合わせください。

 

ポスター発表会場でのプレゼン


A1P-1292  HVJ Envelopeの細胞融合能を利用したリプログラミング、分化誘導に関する基礎検討

 “リプログラミング”といえば、京都大学の山中伸弥先生が発見した4因子(Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc)の遺伝子発現によるiPS細胞の作製が2006年に報告されましたが、その5年前の2001年には、同じく京都大学の多田高先生が体細胞とES細胞の融合による、体細胞のリプログラミングを報告しています。

私たちは、HVJ-Eを使用して、ES細胞と骨髄あるいは胸腺由来の体細胞とを融合させたところ、効率良くリプログラミングできました。HVJ-Eの細胞に対する毒性が低いことと、高い細胞融合能が、効率良くリプログラミングできた要因だと考えられます。

ちなみに、ニワトリの赤血球(ヒトとは異なり失活した核が残存している)とヒト培養細胞を不活化センダイウイルスを使用して融合することにより、ニワトリの赤血球の核を再活性化したことが
1960年代に、再活性化にはヒストンH4のアセチル化が関係する、といったことも1980年代に報告されています。 細胞融合を利用した、核機能に関する研究は結構歴史が長いんですね〜。  

 

                     企業展示ブースでの製品紹介

 

 

 

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