GenomONE(ゲノムワン)はさまざまな人達の手で製造されています。そんな人達のいろいろ語り。
研究者ならではの発想が読めるかも?!

2008・6・26 更新

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第4号 
0.9×0.9×0.9×0.9 = 0.6561 
〜風が吹けば桶屋が儲かる〜

 

少々の間お付き合いください。

 朝「にほんごであそぼ」など、子供番組を聞き流しながら保育園へ通う子供の身支度を手伝っています。
 「風が吹けば桶屋が儲かる」もその言葉の一つですが、どうして桶屋が儲かるのでしょうか?

 
恥ずかしながら私は、風が吹くと、なぜ桶屋が儲かるか? これまで深く考えたことがありませんでした。「風が吹いたら寒くって、風呂屋に行く人間が増えるじゃないか、だから桶が売れて桶屋が儲かるんだよ」などと勝手に解釈をしておりました。

ところが子供が知ったことで気になって調べてみると、

大風が吹く砂が目に入って盲人が増える三味線弾きが増える(昔、盲人は三味線弾きとなり生業を立てていたそうです)三味線(猫革製)が売れる猫が減るネズミが増える桶が齧られる桶が売れて桶屋が儲かるという繋がりだっていうことが解りました。こんなに長い裏話とは・・・、子に説明するには骨が折れそうです。

 このようなことを考えていたら、次のような問題を思い出しました。一つ一つの事象が独立に90%の確率で起こるとき、それが4つ重なる確率です(答は表題に)。同じように、桶屋が儲かる確率を計算してみますと、90%の事象(である確率は大変低い話ではありますが、取り敢えず)が7つとして、0.9の7乗=0.478、となります。なんと、コインの表裏の確率 50%にも満たないのです。

 実はしょっちゅう私どもは、このような問題に悩まされています。例えば収率の問題です。90%ある収率も4ステップあれば0.9×0.9×0.9×0.9 で、65%の収率となってしまいます。
そうです、私どもが皆様にお届けしている
HVJ-E抗体導入キットGenomONE-CAb (ゲノムワン・キャブ)を開発する過程でも「0.94乗」に悩まされた経緯があるのです。

遺伝子発現のためのプラスミドDNAsiRNA、抗体、タンパク質など、様々な研究ツールを細胞内へ運び込むGenomONE (ゲノムワン)シリーズ、私どもは、「量よりも質」の視点に立って、高品質と安全性を第一に考え、皆様にとって有益な製品を、製造・販売・研究の各部門が一致協力して自信を持ってお届けしています。

それらシリーズの様々な利用法は、以下のバナーからご覧いただけます。

http://www.iskweb.co.jp/hvj-e

皆様の研究のヒントになる、研究の幅が広がる情報が満載です。是非ご覧ください。

 ところで三段論法や連想話、私は嫌いなわけではありません。むしろ、仮説を考えるときや説得したいときに大変重要で便利なツールだと思っています。ただ、以上のような危険性をはらんでいる事を心得た上で、上手に利用しなければいけないと思っています。

(賢聖 拝)


 

 

 

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