GenomONE(ゲノムワン)はさまざまな人達の手で製造されています。そんな人達のいろいろ語り。
研究者ならではの発想が読めるかも?!

2008・7・15 更新

過去の記事はこちら


第5号 
自然と共生

 

実験室からフィールドに出ると、大人も子どもも集い学ぶ場ができます。先日、地元で“川掘り”と称する河川清掃に参加しました。おそらく江戸時代から連綿と続いている農業および防災のための年中行事です。河川と言っても幅2m足らずの小川で、田園を流れる様は唱歌の“春の小川”そのものです。圃場整備がされていないため、未だ条里制を残し、周辺に宅地開発が押し寄せる中でも、情景は、江戸時代の古地図と全く変わっていません。5 km先には、琵琶湖が望めるロケーションです。
この日は、子ども会が自然観察を行いました。子ども達は、川下から泥挙げや草刈りをしながら進んでくる大人が、魚を網に入れてくれるのを待ちかまえています。生憎、前日からの雨で川は濁っており、ほとんど魚を見つけることはできません。それでもザリガニを自分たちでゲットすることができました

おさらいの観察は、公民館に戻り、仕掛けに掛かった魚を水槽に入れて行われました。今や琵琶湖の絶滅危惧種に数えられるホンモロコの他、ニッポンバラタナゴ(ボテジャコ)も新たな環境に馴染んだようです。きれいな色彩のオイカワが居れば水槽は華やかになり、子ども達も目を輝かせたことでしょう。

ニッポンバラタナゴとフナの稚魚

カワニナとホタルの関係についても説明されました。水棲生物の生態系は、四十数年前の記憶とは変わっており、比較的きれいな川なのにほとんど魚がいないことを知りました。では、魚の分布図を作って、今度は本格的な魚つかみをという盛り上がりに、「少年時代」をそっと口ずさんでみました。

 

 


 

 

 

GenomONEシリーズ HOME

 

 

Copyright  (C)  2008-2013  ISHIHARA SANGYO KAISHA, LTD. All Rights Reserved.