ISHIHARA’s VOICE
研究

人と環境にやさしく
効果のある農薬を創造

創薬科学研究室 合成グループ

M.N2013年入社(工学研究科 未来材料創成工学専攻修了)

合成研究 材料工学系 勤続10年目〜

キャリアパス

2013年

工業化研究室 プロセスグループ

(現:生産技術部 基礎技術開発グループ)

2017年

創薬科学研究室 合成グループ

なぜ、私が石原産業に入社したのか

世界トップクラスの
技術力に惹かれる

学生時代にスーパーでのアルバイトをしていた時に、野菜や果物が一定の品質で安定的に供給できているのは農薬に拠るところが大きいことを知り、将来自分も新しい農薬を開発して農家さんの役に立ちたいと考えるようになりました。その後、学会で同じ研究室の先輩から石原産業の事業内容を教えていただいたのが当社との出会いです。そして、農薬分野では探索から製品化まで手掛けていることや、中間体のトリフルオロメチルピリジン誘導体の自社製造開発など、世界に通用する技術力をもっていることに魅力を感じたのが決め手となりました。

所属する部署の役割と私の仕事

除草剤の
新たな可能性を探る

私が所属するのは、雑草・害虫・病原菌の防除に効果のある新規化合物を合成し、新しい農薬の開発候補化合物をつくりだす部署です。私の担当は、除草剤分野の探索合成で、具体的には、過去の知見、農薬に関連する文献や特許情報をはじめとするさまざまな情報を参考にして化合物をデザインし、独創的な新薬の創製を目指しています。
農薬は、生物性能が良いものだけを追求するのではなく、環境や人体への安全性も考えることが重要です。また、思い描いた化合物を合成しても、生物活性が低下することも少なくありません。こうした課題を乗り越えるためには、トライ&エラーを繰り返しながら取り組むことが必要です。以前、安全性に関して大きな壁に突き当たったことがあるのですが、諦めずに取り組んだ結果、生物性能を維持したまま安全性の課題もクリアした化合物を見つけることができました。

今後チャレンジしたいこと

新規テーマに取り組むため
分野を問わず知識を吸収

当社では現在、新たな分野を創出するため、農薬分野以外の新規テーマの探索に力を入れています。その目標に向けて専門分野に限らず幅広い知識を吸収して、今後の提案につなげたいと考えています。また、そうした過程では、近年未来予想がつきにくい状況であるため、知識と経験を積んでリーダーシップやマネジメントに活かしたいですね。

1DAY SCHEDULE

ある1日のスケジュールを紹介します。

  • 8:30

    出社~メールチェック

  • 8:40

    実験開始

  • 11:00

    事務作業

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    実験

    午前中に行っていた反応の後処理をメインに行います。
  • 17:00

    資料作成

  • 18:00

    翌日の予定を確認〜業務終了