ISHIHARA’s VOICE
研究

農薬登録の取得と維持に
重要な役割を果たす

安全科学研究室 安全性グループ

I.Y2018年入社(生命環境科学研究科 応用生命科学専攻修了)

安全性研究(毒性・生態毒性・代謝・環境・分析) 勤続5〜9年目

キャリアパス

2018年

安全科学研究室 安全性グループ

なぜ、私が石原産業に入社したのか

学生時代の研究と
通じる仕事
職場の雰囲気の良さも
決め手に

大学院では昆虫の研究をしていて、フィールドワークや研究対象の飼育、実験に追われる毎日でした。就活時、そのスキルを少しでも活かせる仕事に就きたいと考えたんです。石原産業は就活用サイトで見つけ、農薬の効果や毒性を調べる際に生物を使った試験をすると知り応募。面接の際、研究室の社員の方々がとてもフレンドリーで雰囲気の良い会社だと感じました。
大学院時代とでは扱う生物種が異なりますが、生き物を飼育し実験するという経験は今も役立っています。

所属する部署の役割と私の仕事

思い通りにならない
生き物相手
苦労は多いが、
やりがいは大きい

安全科学研究室は農薬の登録試験の予備評価を行う部署で、主に毒性試験を実施する「安全性グループ」と、農薬の残留や物理化学的特性を分析する「環境・分析科学グループ」に分かれています。私は前者のグループで、環境生物を対象とした毒性試験を担当。幅広い生物種が対象になるなかで、水生生物を中心に扱っています。
相手が生き物なので、文献通り飼育管理したつもりでも、微妙な条件の違いなどで思い通りにいかないことも。試験ガイドラインに試験生物の扱いや飼育法を詳しい記載がない場合もあり、苦労しています。
こつこつ取り組んで得た試験の結果は、開発可能かどうかの判断材料のひとつになります。農薬の研究開発には多くの時間とコストを費やすため、責任の重大さとやりがいを感じています。

チャレンジしていること

企業の枠を超え情報共有を行い
新たな試験の導入を目指す

近年、農薬のミツバチへの影響が問題視されはじめていることを受け、ミツバチの毒性試験の導入に取り組んでいます。社内での実施経験がほとんどないので、文献調査だけではなく、外部試験機関に足を運び、試験手技を学ばせてもらって試験の質を向上させているところです。また学会に参加し、他社の方と情報共有するのは良い刺激になります。
農薬の登録基準は年々厳しくなってきています。今後は、新たに要求される試験を自社で実施できるようにし、最新の登録制度に対応できる体制を構築していきたいです。

1DAY SCHEDULE

ある1日のスケジュールを紹介します。

  • 9:00

    出社

  • 9:30

    試験生物の飼育

  • 11:00

    試験の準備

    供試個体の選別などを行います。
  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    試験の実施

  • 16:00

    データ整理・文献調査

  • 17:30

    業務終了

  • 19:30

    週一で職場のバスケットボールに参加