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食料確保と農薬について

Q.1 ひとことでいうと農薬とはなんですか。
Q.2 農薬はなぜ使われるのですか。
Q.3 食料危機が心配されています。これから農薬は食料問題にどのような役割を果たしていくのでしょうか。
Q.4 本当に農薬なしでは作物はできないのでしょうか。農薬を使わないと収穫はどのくらい減るのでしょうか。
Q.5 農薬は農作業を楽にしたといわれますが。
Q.6 農薬の使い方について、どのような教育や啓蒙活動がされているのでしょうか。

Q.1 ひとことでいうと農薬とはなんですか。

A.1 植物を育てていると、病気、害虫、雑草、ネズミなど植物を害する生物が発生します。人が栽培している農作物等の植物をこれら有害な生物から保護し、収量や品質を維持し、また商品価値を高めるなどのために使われるものを「農薬」といいます。

Q.2 農薬はなぜ使われるのですか。

A.2 農業は、病害虫が好む植物や病害虫に弱い植物を一か所に大量に集め、場合よってはさらに人工的な環境をつくり育てていることになります。田や畑、ハウスは、その作物を好む害虫や病気にとっては天国といってよく、いったん害虫や病気が発生した場合、何の対応もしなければ大きな被害が出ます。もちろん雑草にとっても、肥料や水が十分与えられる田や畑はとても居心地のよい場所です。とくに日本のような雨が多く、高温多湿な気候は、病害虫や雑草が発生しやすいという宿命にあります。

病害虫や雑草対策で最も安定的な効果を発揮し、現在の科学の水準で最も安全性が確かめられている手段が農薬なのです。

Q.3 食料危機が心配されています。これから農薬は食料問題にどのような役割を果たしていくのでしょうか。

A.3 食料増産の方法としては、新たな耕地の開発と、既存の耕地の生産性向上しかありません。しかし、世界的に見れば新しい土地は農耕に適していない条件の悪いところがほとんどで、それを改良するには膨大な費用がかかります。また、生態系の保全という観点からも耕地面積の増加は望めません。第二次世界大戦後、世界の穀物生産量は2〜3倍まで引き上げられました。それは化学肥料と高収量品種の投入による単位面積当たりの収量増の結果です。それを支えたのが、病害虫に弱い高収量品種を被害から守るために使われた農薬なのです。

食料生産を支える農薬の役割は、今後はこれまで以上に大きいといわなければなりません。

Q.4 本当に農薬なしでは作物はできないのでしょうか。農薬を使わないと収穫はどのくらい減るのでしょうか

A.4 現在の栽培体系のなかで農薬を使用しないで栽培した場合、病害虫や雑草によりどれだけ収量が減少し、さらに出荷金額にどのような影響が出るかを調べる試験が行われています。この結果から以下の3点が明確になりました。

(1) 収量が低下する。
(2) 収穫物の品質が低下する。
(3) そのため、収量の減少率以上に出荷金額の減少がおきる。

下の表を見ますと、30%程度の収率低下は避けられません。また、ももやりんごのように農薬を使用せずには、害虫や病害を避けられない作物もあります。 つまり、「農薬なしで現在の生産水準を維持することは難しい」という、農業の常識が改めて確かめられました。

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Q.5 農薬は農作業を楽にしたといわれますが。

A.5 下図は戦後の水田稲作での除草労働時間の変化です。除草剤導入以前の1949年(昭和24年)と導入後の1992年(平成4年)を比較すると、総労働時間は5分の1以下になりました。特に、水田除草にかかる時間は25分の1になりました。除草が薬剤散布で済むことは、無理な姿勢での手取がなくなり、労働時間の短縮以上の労働軽減効果があったといえるでしょう。
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Q.6 農薬の使い方について、どのような教育や啓蒙活動がされているのでしょうか。

A.6 農薬安全使用の教育・啓蒙は、国都道府県、農業団体、流通関係の三つがそれぞれの立場から、また連携をとりながらおこなっています。使用者への直接的な啓蒙のほか、安全使用の中心となる指導者の育成に力が入れられています。
農林水産省では、毎年農薬使用が本格化する6月に、厚生労働省と都道府県との共催で「農薬危害防止運動」を実施しています。農家をはじめ農業に携わる方々を対象に、農薬の性質などについての正しい知識を広く普及させることにより、農薬事故の発生を抑え、安全な農作物の生産、周辺の生活環境の保全をはかることが目的です 。


※このQ&Aは、農薬工業会のHPを参考にして作成しております。
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