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研究内容 ―無機化学部門―

開発企画研究本部

「Wow!(驚き)と夢のある製品の創出」の合言葉のもと、当社の基本理念「社会、生命、環境に貢献する」を実現する事を使命として、商品開発部、生産技術開発部、及び新規事業企画開発部の3部門が独創的な研究開発を行っています。

商品開発部は酸化チタンなどの色材の開発を行うグループ、光触媒や導電材料などの機能材料商品を開発するグループ、及び顧客要望に基づいた技術的なサービスを行うグループで構成され、常に顧客の期待を超える高付加価値の製品作りに努めています。

生産技術開発部は現状設備での生産性および品質の改良、新規設備導入検討や新規製造プロセスの開発を行うグループ、スケールアップ検討や試作・生産機能を有するグループで構成され、四日市工場の生産性/品質/安全の向上に努めています。

また新規事業企画開発部は既存商品群の範疇にとらわれない、有機化学/無機化学の垣根を越えた商品開発を行うべく2016年2月に新設されました。

石原産業にとって技術開発を担う技術者、研究者は競争力、成長力の源泉です。技術を育み、技術者、研究者を育成する大きな方針を持ち、以下の基本思想に従って運営しています。

商品開発部

色材開発グループ
独自の微粒子生成技術や表面処理技術などをベースとして、塗料業界のニーズに応じた新製品の開発を行っています。近年の環境意識の高まりに対しては、水系塗料に適した酸化チタンや遮熱性を具備した酸化チタンの開発に取り組んでいます。また、塗装を通じて社会資本を守るべく耐久性に優れたものなど、多様化するニーズに合わせ、付加価値の高い酸化チタンの開発を実施しています。
当社では印刷インキに要求される種々のニーズに応えるべく、長年培ってきた表面処理技術や粒子径制御技術を活用して特徴あるインキ用製品の開発を進めています。また、近年注目を浴びている環境対応インキについても当社技術を活用した特徴ある製品開発で地球環境にも配慮しています。
私たちの身の回りのプラスチック原料は汎用プラスチックからスーパーエンプラまで多種/多様化しており、酸化チタン顔料への要求特性も様々なものがあります。当社ではそれぞれのプラスチック原料にマッチした銘柄開発にとどまらず、当社技術を結集し、易分散性、耐候性、耐変色性、高充填性など全ての要求特性に応えるようなこれまでの枠を超越した究極銘柄の開発を推進しています。

化粧板原紙用酸化チタンとして、当社ならではの技術を駆使し、中性紙から酸性紙まで対応可能な製品の開発に努めて参りました。

あらゆる用途に使用可能な黄色無機顔料(チタンイエロー)の開発を行って参りました。カラーラインアップはレモン色から赤味の黄色まで。最大の特徴は、有機顔料には無い高い堅牢性と隠ぺい力です。

幅広いお客様のご要望にお応えすべく、お客様への技術サービスおよび次世代酸化チタン顔料の開発を進めております。新たな機能を有した酸化チタン顔料や、新しい意匠性を持った酸化チタン顔料など、単なる白色顔料の枠を超えた商品の開発を目指しています。

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機能材料開発グループ
一般的に、どんな材料でも微細化することにより、幾つかの特性がより優れたものとなり、また、全く新しい機能が発現することが知られています。超微粒子酸化チタンは粒子径が微細であるため、光散乱能が著しく小さく、透明性が得られ、紫外線遮蔽能に優れることから、主に紫外線カットサンスクリーン、ファンデーションなどの化粧品用途を中心に使用されています。一方、自動車トップコート塗料用途、自動車触媒担体材料、トナー用材料としても国内外から注目されている素材です。激しく移り変わる時代のニーズに応えると共に、更に、酸化チタンに留まらず、酸化亜鉛を含め、微細テクノロジーを追求して発信型開発に繋げます。
エレクトロニクス社会を象徴する電子機器の発展に伴い静電・帯電防止対策に応える導電性材料として球状、針状酸化チタンに酸化スズ系導電材を処理した白色導電材、微細酸化スズ系透明導電材を開発して来ました。また一方で、この材料は、熱線遮蔽材として透明コーティング材塗料や繊維用途で、またトナー用材料など国内外から注目されている素材です。より高性能な新規高導電性材料の開発に取り組むと共に、近年の環境意識の高まりから、「人」「環境」に優しい商品の開発を指向してゆきます。

積層セラミックコンデンサーなどの電子セラミック部品の材料として高純度酸化チタンを開発して来ました。国内で唯一、塩素法と硫酸法の2種類の酸化チタン製造ラインを持ち、用途分野、要求性能に応じた純度、粒子径の異なるグレードをラインアップしています。

電子部品の更なる小型化、高容量化に対応するため、当社独自の湿式法プロセスによる高純度微粒子グレードの開発に取り組んでいます。

火力発電所、大型ボイラー等の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を除去するため、脱硝触媒が用いられます。酸化チタンは、その化学的安定性や表面活性等の点からこの脱硝触媒の担体材料として利用されています。

排煙脱硝触媒等に適した新規で高性能な画期的触媒担体用材料を開発して参ります。

銀や銅などの金属は、粒子径をナノサイズにまで微細化すると、融点が降下する、可視光領域で特異的な吸収を示す、選択的な触媒反応を誘起するなどの種々の興味深い現象が発現します。当社では、これまで培ってきた金属酸化物超微粒子の合成技術や表面改質技術をベースに、液相プロセスによる金属ナノ粒子の合成方法を開発し、触媒、装飾、電子材料などへの応用研究を行っています。特に近年、電子デバイスを印刷技術で製造するプリンテッドエレクトロニクスが注目されており、微細配線用のインクに金属ナノ粒子の適用が期待されています。
新規材料

アイデアを生み出し、チャレンジする風土作りを背景に、新規機能性材料製品の開発と将来の当社の根幹を成すシーズ技術の育成に努め、研究開発に取組んでいます。

新規材料開発

蓄積された無機材料合成に関わるコア技術を基に構造設計・粒子制御技術・分散技術の革新を図り、時代のトレンドに対応した環境・エネルギー材料、光学材料、電気・電子材料、色材の開発に取組んでいます。

要素技術開発

当社基盤技術である結晶合成技術をナノレベルの技術に進化させ、有機合成技術と無機合成技術とを組み合わせることによって要素技術の広がりを目指しています。既存技術とは異なる合成手法を試みることにより、新機能の発現や次世代の材料開発に標準を合わせた要素技術開発に取組んでいます。

更に酸化チタン顔料・機能材料に関するお客様からの各種要望にお応えし、お客様に満足頂くよう努めています。また、各種分析装置、評価機器を駆使し、各種アプリケーション評価を行なうことで、お客様の視点に立った、当社発信型の技術情報の提案を行っております。

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生産技術開発部

プロセス開発 プロセス開発では現状設備での生産性および品質の改良、新規設備導入検討や新規製造プロセスの開発を行っております。四日市工場の塩素法酸化チタン製造工場や硫酸法酸化チタン工場の近代化に努め、低環境負荷で生産性に秀で、価格、品質の両面で世界最先端の生産工場の実現を目指します。また、新規製造プロセス開発では高機能な材料開発を目的として、粒子合成、熱処理、表面改質などの当社が培ってきた技術の枠にとらわれない新しい発想、視点による新しい製造技術の確立に果敢に挑戦します。
エンジニアリング

酸化チタン顔料分野、無機機能分野および新規材料の生産性改良、設備の有効活用/改良、新規製造技術などへのエンジニアリング面での技術支援、調査検討を進めて参ります。

また、新規プラント建設などに対しエンジニアリング面での技術支援を行います。

エンジニアリング面での技術支援により生産性改良、新規プラント建設など円滑に進むことが期待されます。

パイロットスケール実験 パイロットスケールの実験が出来る設備を有しており、新規開発品を生産規模にスケールアップするための実験を絶えず行っております。パイロットスケール実験で得られた情報が製造部門に生かされ新規開発品の早期の製造に繋がり、収益面への貢献を果たしております。

更に当社無機事業分野における生産技術の発信拠点として製造部門、開発部門からの要望に迅速かつ的確に対応するよう努めるとともに、新規製造技術の確立に力を入れて参ります。

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新規事業企画開発部

新規事業企画開発部 有機分野と無機分野の融合を図り、これらの事業領域の垣根を越えて、既成概念にとらわれない斬新なアイデアで新規事業を創出する事を目標としています。当社の有機合成技術を応用した生体センサーなどに利用が期待される新規のデバイス材料の開発、有機物処理技術を応用した新しい無機材料開発、今注目されている3Dプリンタ用の新しい成型体用材料、及びエネルギー関連材料などの開発を進めています。