2023年
日本機械工業連合会「令和4年度優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」受賞のお知らせ
この度、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクトで進められた「吸着材蓄熱システム」(メガストック®)が、日本機械工業連合会主催「令和4年度優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」において、「日本機械工業連合会会長賞」を受賞しました。
本表彰は、IOT時代に対応したシステム全体として、省エネ効果を発揮するような新しい取り組みを対象とし、エネルギーの効率的利用の促進に貢献していると認められる企業、企業グループを表彰するもので、本システムを開発した高砂熱学工業株式会社ならびにシステム開発に携わった産業技術総合研究所、東京電力エナジーパートナー株式会社、森松工業株式会社、日野自動車株式会社および蓄熱材の量産化開発をおこなった当社の共同受賞となりました。
当社は、産業技術総合研究所と共同で蓄熱材の量産化開発を行い、1,000トン/年レベルの生産を可能とする量産製造技術を確立し、蓄熱材「ハスクレイ®」の製造を担当しています。
日本機械工業連合会のプレス発表については、以下のリンクよりご確認ください。
・第42回(令和4年度)優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰対象決定について
・令和4年度優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰一覧
・吸着材蓄熱システム(メガストック®)
===吸着材蓄熱システム(メガストック®)===
産業技術総合研究所が開発した「ハスクレイ®」をベースに、より高性能な蓄熱材の量産製造技術を確立し、その蓄熱材を組み込んだコンパクト型蓄熱システム。100℃程度の低温廃熱で蓄熱可能で、従来の潜熱蓄熱に比べて2倍以上の蓄熱密度を有することが特徴。本システムの特長を活かせば、廃熱と熱利用の時間的な需給ギャップを解消するだけでなく、吸着材を充填した蓄熱槽を輸送することで空間的なギャップも解消することができ、広域での熱利用を実現することができる。