2024年

化学工業日報（1月31日（水）付6面）に当社が新設する『有機生産技術研究所（仮称）』に関する記事が掲載されました。

当社はパーパス「化学技術でより良い生活環境の実現に貢献し続ける」のもと、長期ビジョン「Vision 2030」の達成に向けて各種取り組みを進めております。有機化学事業の主力である農薬事業では「農作物の生産の安定と品質の向上」をテーマとして、現中期経営計画であるStageⅠでは「農薬原体の世界一低コストでの製造および安定供給の実現と当社世界市場占有率の拡⼤」や「化学合成技術の錬磨・伝承」などを重点施策として掲げ、推進しています。
その施策の一つとして、生産技術の革新に努めるべく兵庫県小野市に『有機生産技術研究所（仮称）』を新設し、農薬原体・中間体の効率的な製造技術の開発に取り組みます。後発農薬の普及などで農薬市場の価格競争が進むなか、本技術研究所にて確立した製造技術を海外の生産委託先に持ち込み、世界一低コストで製造することで、市場競争力を強化します。
本技術研究所は、2024年5月に着工し、2025年12月の稼働を予定しており、当面は農薬の原体・中間体について研究開発を進めていきますが、今後は動物用医薬品の原薬・中間体など成長が見込まれる他の有機化学分野の研究開発への展開も検討してまいります。

掲載紙を手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。