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2024年

2024年3月26日 お知らせ

化学工業日報に当社に関する記事が掲載されました

化学工業日報(3月26日(火)付4面)に当社の機能性酸化チタンの開発品に関する記事が掲載されました。
無機化学事業の重点施策である「高機能・高付加価値品の販売比率向上」を実現するために、優れた特徴を持つ開発品の採用実績を積み重ね、実用化していきます。
お手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。

===製品情報===
■高屈折材料(開発品)
独自の粒子合成技術と表面修飾処理技術を駆使し、高い屈折率と透明性を兼ね備えた透明チタニア分散体。他では到達できない領域の高屈折率を酸化チタンで実現した。
本開発品は、高屈折材料として主に用いられているジルコニアよりもさらに高い屈折率を有しており、通常は屈折率を上げると透明性は損なわれるが、高屈折率と高透明性の相反する機能を両立させる。溶媒種としてはPGME、MEK、PGMEAなどを準備しており、現在、対象分野でのサンプル評価を推進中。光学センサーやポータブル映像デバイスなどの次世代光学材料分野での用途展開を図る。

・高屈折率ゾル LDシリーズ
超微粒子ルチル型酸化チタンを有機溶剤に均一に分散させた高屈折率ゾル。結晶系にルチルを使い、高い屈折率を実現することができ、ナノインプリントにも対応可能。ラインナップは、屈折率を重視した「LDK-142」と透明性に重きを置いた「LDK-152」の2種類を揃えており、スマートグラスに用いられるガラス基板向けを中心に、反射防止フィルムや有機ELディスプレイ関連材料などに採用を働きかける。

■高誘電率・低誘電正接フィラー(開発品)
フィラーの形状の調整により、誘電正接を低く維持したまま、高い比誘電率の実現を可能にする材料。今後普及が見込まれる通信規格である5G(第5世代移動通信システム)のミリ波(28ギガヘルツ)帯用アンテナ等向けで期待されている。
高誘電率は、従来球状であったフィラーの形状を細長くしたことが特徴で、棒状、針状とアスペクト比を大きくすることで誘電率を上げることが可能となる。一方、低誘電正接フィラーは、棒状、針状に形を変えても誘電率は低いままで、樹脂へのフィラー充填率を低くしても、比誘電率を高くすることが可能となるため、高周波通信分野で用いられる低誘電正接樹脂の誘電正接を上げることなく、比誘電率を所望に調整することができる。球状、棒状、針状の3種類のルチル型酸化チタンを揃えており、ミリ波帯対応スマートフォンだけでなく、5Gミリ波帯基地局、ワイヤレス給電などのアンテナ向けでの採用も目指す。

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