2023年

化学工業日報（2月20日（月）付８面）「抗菌・抗ウイルス特集」で当社の光触媒酸化チタン（可視光応答型光触媒）に関する記事が掲載されました。
高付加価値領域を積極的にPRしていくことで、抗菌・抗ウイルス市場における存在感を高めていきます。また、新型コロナウイルスの不活化効果も確認しており、昨今の衛生意識の高まりに合わせたニーズに対応してまいります。
掲載紙を手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。

＝＝＝製品情報＝＝＝
■光触媒酸化チタン（可視光応答型光触媒）
独自の表面処理技術を施し、明所・暗所を問わず高い抗菌・抗ウイルス活性を示す光触媒酸化チタン。本来、紫外線照射により光触媒活性を発現するが、当社の可視光応答型光触媒（フォトペーク®）は、蛍光灯などの可視光でも極めて高い活性を示す。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、従来の空気清浄機用途に加え、抗菌・抗ウイルス用途へのニーズが高まっている。
また、消臭効果にも優れており、可視光下において高いガス分解活性を持ち、酸性、中性、アルカリ性までのあらゆる悪臭ガス成分を分解する。

・MPT-623
当社独自の技術により開発した可視光応答型光触媒MPT-623（フォトペーク®）は、白金化合物処理をした粉体の光触媒酸化チタンで、他のタイプの可視光応答型光触媒と比べ高い活性を示す。抗菌・抗ウイルスの用途に対しては、MPT-623を含有した塗膜でJIS法準拠の評価を行い、可視光下および暗所での抗菌・抗ウイルスの性能発揮を確認している。光触媒による抗ウイルス法では、ウイルスの突然変異の影響を受けない、薬剤耐性の問題がないなどの特徴があり、注目を集めている。

・STS-427
MPT-623の水分散体。分散体としての利便性の高さから、空気清浄機のフィルターメーカーや塗料メーカーなどで引き合いが増加している。pHは７～９、固形分濃度は１８～２２％に調整するなどハンドリング性にもこだわり、今後さらなる需要の深耕を図っていく。