サステナビリティ

労働・安全衛生

基本的な考え方

従業員、地域住民の安全・安心と健康を確保するため、 安全衛生・保安防災関連法令を遵守し、事故・災害の防止および快適な職場環境の形成に努め、安全衛生レベルの向上を図っています。また、「労働安全衛生・保安防災」を当社グループのマテリアリティの中の最重要課題の一つに設定して、度数率,強度率ゼロを目指した取り組みを推進しています。

安全衛生管理体制

「環境・安全衛生基本方針」に基づいて、安全衛生の他、環境や化学物質の管理に対する最高方針案を審議する「環境・安全衛生対策委員会」を社長室に設置しています。この下に、環境保全の推進、化学物質管理を行う組織と併せて、労働安全衛生および健康増進を推進する「安全衛生審議会」があります。

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図:安全衛生管理体制

安全衛生マネジメントシステム

当社では、事業地別に業務の特性を反映させた「社長指示環境・安全衛生目標」を制定しており、その目標を達成するために、年度初めに重要取り組み事項が定められます。
重要取り組み事項に係る活動の進捗は、毎月の安全衛生委員会で工場全体の状況を把握するとともに、その対策などについて討議し、都度、施策の見直しを含めて検討しています。また、年度末には各部門、そして工場全体でレビューし、活動を取りまとめた上で、当社グループ会社を含めて「安全衛生審議会」にて相互に報告し、情報の共有と課題の整理をして、「環境・安全衛生対策委員会」へと上申し、審議されます。
「環境・安全衛生対策委員会」にて、今年度の取り組みを反映させて次年度の目標が定められ、各事業地にて新たな取り組みを計画するという運用によってPDCAを回すことで、労働安全衛生ならびに健康増進のスパイラルアップを図っています。

労働安全衛生の取り組み

写真:熱中症講習会熱中症講習会

熱中症予防対策

近年、夏の暑さが厳しくなり、熱中症発症のリスクが高まっていることから、対策として、夏場を迎える前に、関係者に対し、熱中症予防の講習を受講させています。飲料メーカーから派遣された講師が、水分補給や熱中症の症状に関する知識など、熱中症予防対策として知っておくべきことを、説明しています。また、講習の様子をビデオに録画し、社内のパソコンでいつでも閲覧できるようにして、内容を周知しています。

写真:毎朝のラジオ体操毎朝のラジオ体操

ラジオ体操への取り組み

当社のラジオ体操への取り組みは、始まりは定かではありませんが、昭和の時代から就業時の準備運動として行われています。ラジオ体操で体を動かすことは、怪我の予防につながり、その日の体調を知る上でも重要な役割を果たしています。また、毎日継続して行うことにより、健康維持にもつながっていると思われます。従業員が高齢化する中、ラジオ体操への取り組みは、重要性を増してくると考えられるので、今後も積極的に取り組んでいきます。

保安防災の取り組み

写真:安全保安巡視安全保安巡視

当社は、安全管理を事業基盤の基本としています。四日市工場では「火災・爆発・漏えいなどコンビナート事故発生の絶無」を目標として、設備の新設・更新、製造方法などの変更時や、危険物・高圧ガスなどを取り扱うリスクの高い既存設備の安全性評価に、What-ifによるリスクアセスメントを行って、潜在リスクを抽出して対策を講じています。また、事故事例教育に力を入れ、安全衛生担当者による安全保安巡視を毎週を行っています。また、南海トラフ巨大地震を想定した地震・津波避難訓練を、四日市工場に入場している全ての関係者・車両を対象に毎年実施し、緊急時に迅速かつ確実な対応が取れるように毎年課題を設けて、レベルアップを図っています。

写真:胴ベルト宙づり体験胴ベルト宙づり体験

新入社員・中途採用者教育 危険疑似体験

座学が中心であった新入社員や中途採用者の安全衛生教育に、2019年から体験型の教育を加えています。バルブ操作における被液などのリスクを体験できるモデル装置を使って、受講者全員に実際に操作してもらい、危険性を体感してもらっています。
また、外部の研修施設で行われる危険疑似体験セミナーを団体で受講し、胴ベルトの宙づり体験や疑似的な挟まれ巻き込まれを体験することにより、注意力を向上させ、実作業での危険回避に役立てています。

防災訓練

写真:工場自衛防災隊と消防署との合同訓練工場自衛防災隊と消防署との合同訓練

四日市工場

緊急事態に備え、工場自衛防災隊と消防署との合同訓練を毎年実施し、地元住民に一般公開しています。
2020、2021年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の影響により、一般公開ならびに消防署との合同訓練を中止し、自社だけで防災訓練を実施してきましたが、2022年度より、3年ぶりに消防署との合同訓練を再開しています。毎年、訓練に新しい要素(ドローンを使用など)を加えながら、防災レベルの向上を図っています。

写真:煙体験ハウスを用いた避難体験煙体験ハウスを用いた避難体験

中央研究所

防災意識を高めるため、毎年9月に全所員による総合防災訓練を実施しています。実施後には消防署の方に講評をいただくことで、より効果的な訓練となるように取り組んでいます。2022年度は、消防署のご協力のもと、煙体験ハウスを設置し、火災時における煙の怖さと避難方法を疑似体験することで、煙から身を守るための対策を学びました。

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