サステナビリティ

DX推進

DX推進責任者メッセージ

当社グループは「Vision 2030」で中長期的な企業価値向上に向けたマテリアリティの一つとして、「デジタルトランスフォーメーション(以下DX)の推進、業務効率化による働き方改革」を掲げています。
デジタル技術を活用した全社的なDXへの取り組みを通して、顧客や社会ニーズ、ビジネス環境の変化に対応した既存事業のさらなる拡大と新規事業創出による事業基盤の強化を目指します。
DXの推進は単なる技術の導入だけではなく、企業文化の変革、企業環境の変化への柔軟性の向上、そして持続可能なビジネスモデルの構築を含む包括的なアプローチが必要です。そのためには、社員一人ひとりが変革の主体となることが重要であると考え、全社員を対象としたITリテラシー教育や生成AIなどの専門的な知識習得の機会を増やすなど、各人のスキルを最大限に引き出し、自らがイノベーションを起こすDX人材の育成を推進しています。
私たちは、当社グループのパーパスの実現を目指し、社会の変化に柔軟に対応することで、市場の要求に応え、お客様の期待を超える価値を提供するために、「化学技術によるより良い生活環境の実現をDXで加速する」をDXビジョンとして、DX推進に取り組んでまいります。

代表取締役社長
大久保 浩

DX戦略ロードマップと推進体制

2022年度から開始したDXの取り組みは、段階的に進化させています。初期フェーズでは、業務効率化と社員のDXリテラシー向上を中心に、DXの基盤づくりに注力してきました。2024年度からのStageⅡでは、より本質的な変革と価値創造に向けた取り組みを本格化させています。
これまでの活動では、ペーパーレス化や電子申請、RPA導入など、デジタル化を中心とした施策を進め、DX-Readyな状態を整えてきました。今後は、さらなる業務プロセス改革の推進と、価値創造に向けて、AIやデータをより高度に利活用するためのデジタル基盤を強化し、デジタルイノベーションを加速していきます。
当社では、社員一人ひとりが変革の主体となることを重視しています。全社的なDX推進体制としては、各部署にDX推進リーダーを配置し、現場主導の業務改革を活発化させています。また、経営企画部配下にデジタル戦略グループをおき、全社重点テーマのプロジェクトやDX人財育成施策の展開、現場活動の支援を行っています。このように、ボトムアップ型の活動と全社最適型の活動を組み合わせ、トータルの実行力を高めています。

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図:DX戦略とロードマップ

AIおよびデータ利活用に向けた取り組み

現在、経営情報を一元的に管理するダッシュボードや、部門横断で技術情報を有効活用するためのプラットフォームなど、AIやデータを利活用するための基盤構築に取り組んでいます。また、生成AIについては、まず日常業務での活用を広め、将来的には、各部門の実業務に深く組み込まれたアシスタント型のAIへと発展させていく予定です。個々の社員が持つ専門性を組織全体のナレッジとして活用し、知見の共有と連携を通じて新たな価値創造を加速させることを目指しています。

社内専用の生成AIサービスを展開

全社員が日常的に業務で活用できるよう、セキュリティを確保した生成AI環境とガイドラインを整備し、展開しました。
活用の定着にあたっては、当社業務で使えるノウハウを伝授するワークショップを展開するなど、社内の学び合いを促進しています。

DX人財育成

図:DX人財育成

当社では、デジタルを活用した業務改善や企画をリードし、現場起点の変革を支える中核人財の育成に注力しています。特に、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が定義するDX推進スキル標準の中では「ビジネスアーキテクト」に着目し、実践の場を重視した育成プログラムを展開しています。
また、DX推進を組織全体で加速するためには、チャレンジする風土づくりも不可欠です。その一環として、役員や管理職を対象に、DX推進に必要なマインドセットの醸成を目的とした研修も実施しています。

当社は、経済産業省が定めるDX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度に基づき、「DX認定事業者」に認定されました。

【認定期間 2024年4月1日~2026年3月31日】

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