2023年
SBI新生銀行によるポジティブ・インパクト・ファイナンスの実行について
当社は、株式会社SBI新生銀行(代表取締役社長:川島克哉、以下「SBI新生銀行」)とポジティブ・インパクト・ファイナンス(Positive Impact Finance、以下PIF)の融資契約を締結しましたので、お知らせいたします。
PIFはUNEP FI(国連環境計画・金融イニシアティブ)が提唱した「ポジティブ・インパクト金融原則」に則して、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を行うことを目的としたファイナンスです。
当該ファイナンスは、SBI新生銀行が企業の活動、製品、サービスによるSDGs達成への貢献度合いに関して評価指標を設定し、開示情報等に基づきモニタリングを行い、エンゲージメントを通じて活動を支援していくことが最大の特徴です。
本締結にあたり、当社グループの事業活動に関連する、6つの重要なインパクト領域(コア・インパクト)において定性的、定量的に評価を得ました。今後もSBI新生銀行からインパクトの発現状況をKPIによりモニタリングし、インパクトの観点からサステナブルビジネスの実現に向けた取り組みを評価、支援していただきます。
当社グループは、2020年の創立100周年を機に長期ビジョン「Vision 2030」を策定しました。当社グループの存在意義(パーパス)「化学技術でより良い生活環境の実現に貢献し続ける」のもと、サステナブルな社会の実現に向けて貢献するとともに、その事業活動を通じて企業価値の向上を両立させていきます。
【コア・インパクトに対する目標・KPI設定】
インパクトカテゴリーに対応する活動/取組施策 | KPI |
①【資源とサービスの入手可能性(食糧アクセス)】
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環境・社会配慮商品の定義を含む制度設計 |
※(制度設計後)中長期の目標設定と、定期的なPDCA実施開始 | |
②【気候の安定性、インフラ、サーキュラリティ(資源強度)】
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①と共通 |
③【平等と正義(ジェンダー)】
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女性管理職比率 10%以上(2030年度) |
④【気候の安定性】
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CO2排出量(Scope1+Scope2) 30%以上削減(2030年度) |
⑤【健康および安全性、生物多様性と生態系生物多様性と生態系、サーキュラリティ(廃棄物)】
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環境・社会に配慮し法令よりも十分に厳しい自主管理値の遵守 |
廃棄物排出量 50%以上削減(2030年度) |
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⑥【労働条件、健康と衛生、生物多様性と生態系】
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購買基本方針・ガイドラインを策定と公表(2023年度中) |
中長期の目標設定と、定期的なPDCAの実施開始(2025年度以降) |
以 上