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2023年

2023年8月2日 お知らせ

化学工業日報に当社に関する記事が掲載されました

化学工業日報(8月2日(水)付10面)「塗料特集」で当社の高付加価値顔料に関する記事が掲載されました。
当社は、長年培ってきた独自の技術を応用した高機能・高付加価値な顔料を提供しています。今後も新製品の開発や生産技術の向上に取り組み、新たな価値を提供するべく、市場のニーズを深掘りしていきます。
掲載紙を手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。

===製品情報===
■板状チタン酸LPT-301(開発品)
特殊な形状制御を施すことで上質な質感と輝きを生み出した高付加価値なエフェクト顔料。形成される塗膜がシルクを想起させることから「SILKIA」と名付けブランド化した。
従来のエフェクト顔料では成し得なかった高い白色度と滑らかな光輝感を実現した「SILKIA」は、複数の粒子が適度に反射して面で輝くため、粒子感のない滑らかな塗膜面を形成し、塗膜に上質な輝きをもたらす。また、粒子感を抑えながらもフリップフロップ性の高い意匠性を発現させることも特徴で、見る角度によって彩度が低下するメタリック塗膜とは異なり、どの角度から見ても鮮やかな色彩が維持できる他、紫外線による影響を大きく受けず、高い耐候性も保持している。加えて、従来の酸化チタン顔料と異なり、他の色との組み合わせや塗装仕様を工夫することで、多様な色彩を実現できることも特長の一つ。これまでは塗膜にした時の耐水性に課題があり水系塗料にのみ使用可能であったが、独自の表面処理技術により溶剤系塗料にも適用可能となった。
今後、自動車塗料や高級家電、スマートフォン、家庭用ロボット向け塗料など、高い意匠性が求められる用途への展開を見込んでいる。

■超高耐候性酸化チタン「PFC105」
既存の酸化チタンをはるかに凌ぐ極めて高い耐候性を有し、建築外装、重防食、自動車トップコートなどの高い耐候性を必要とする用途に最適。また、米国や欧州では、アルミ建材用の粉体塗料向けにも展開が期待される。
高耐候性塗料は、その耐候性の高さから塗り替え回数が減少するため、温室効果ガス(GHG)の排出量が削減できることから、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けて、今後、海外市場への拡販を積極的に進めていく。

■艶消し顔料
「艶消し効果と高耐候性の両立」をコンセプトに、シリカなどの艶消し剤に見られる耐候性低下の課題を、表面処理技術の応用で大幅に改善した耐候性の高い製品。超高耐候性酸化チタン「PFC105」とも引けを取らない性能を持ち、併用によりフルグロスからマットまでの高耐候の塗膜が実現できる。

・PFR410
白や淡色系に対応可能な白色の艶消し顔料。
塗膜表面に凹凸を作り、汚れやすいなどの課題があった従来の艶消し顔料とは異なった仕組みで艶を消すことができ、平滑性があり汚れにくいのが特徴。

・PFS701(開発品)
黒色など濃色系にも対応可能な艶消し顔料。
従来の白色の艶消し顔料「PFR410」の技術を応用した開発品。
高い平滑性を持ち、膜厚の違いによる光沢ムラが少ないこと、また、塗膜表面に汚れやほこりが付着しにくいことを特徴としており、さらに、タッチアップ(補修・塗り直しなど)やマスキング跡が目立ちにくいという効果がある。

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