2023年

化学工業日報（10月23日（月）付20面）「化粧品総合特集」で当社の化粧品向け酸化チタンに関する記事が掲載されました。
当社が得意とする粒子制御技術を活用し、顔料級、超微粒子および特殊形状など多彩な化粧品向け酸化チタンを展開しています。粒子形状やサイズ、表面処理など、お客様のニーズ、各国の規制に適合した製品を提供できることが強みで、今後も豊富な販売チャネルを活かしてグローバルな市場開拓を加速させます。
掲載紙を手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。

＝＝＝製品情報＝＝＝
（化粧品向け酸化チタン）
化粧品向け顔料級酸化チタンは、国内唯一の塩素法（＊）による製法により、硫酸法のものと比べて純度が高く重金属の含有量が少ないことが特長。また、UVフィルター向け超微粒子酸化チタンも同様に、塩素法由来の原料を使用しているため重金属が少ない。この高い安全性から環境意識の高い化粧品メーカーより関心が寄せられている。

（＊）高度な技術を要し、産業廃棄物の排出量が少ない製造方法

■超微粒子酸化チタン「MPT-186」「MPT-187」
サンスクリーン剤向けとして、価格帯を抑えながらも高いUV遮蔽効果を有するコストパフォーマンスに優れた超微粒子酸化チタン。光安定性も高く、化粧品の変質や劣化が起こりにくいことも特徴。幅広い製剤に適用できるよう親油性の表面処理グレード（MPT-186）と親水性の表面処理グレード（MPT-187）の両タイプを揃える。
既にミドルハイエンドクラス製品向けに採用実績があり、今後、欧州や中国、インドなどニーズが高い地域のローカル企業へ積極的に提案し、更なる拡販を図る。

■板状酸化チタン「CP-350」
当社が得意とする粒子制御技術を応用し、高い滑り性とソフトフォーカス効果を兼ね備えた板状酸化チタン。板状由来の高級感のあるシルキーな光沢とマイルドな白さを有するため、ファンデーションなどのメーキャップ製品に配合することで自然なカバー力を再現する。また、非常に滑らかな感触が得られるため、今後、マイクロプラスチックビーズ（MPB）の代替素材としても市場提案をしていく。

■顔料級酸化チタン「PFA412」
ファンデーション向けとして、表面処理に水酸化アルミニウムを使用していない新グレードの顔料級酸化チタン。化粧品原料に無処理の酸化チタンを求める欧米各国のニーズに対応している。

■顔料級酸化チタン（CR-50）
塩素法で製造された定番グレードの顔料級酸化チタン。高い隠ぺい力で不純物も少なく優れた白色度を有しており、世界的にも広く使用されている。