2024年
化学工業日報に当社に関する記事が掲載されました
化学工業日報(5月10日(金)付9面)「遮熱塗料特集」で当社の遮熱顔料に関する記事が掲載されました。近年高まる省エネニーズを捉えるべく、新製品の開発および既存の遮熱顔料の拡販を積極的に進めております。
掲載紙を手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。
===製品情報===
■タイペークPFR404
棒状粒子の酸化チタンをベースに水酸化アルミニウムの表面処理を施した白色遮熱顔料。
優れた白色度で、白色顔料としての機能とともに、粒子形状に特徴を持たせ暑さのもととなる近赤外線を効率的に反射。温度上昇を抑制できることからビニールハウス用遮熱フィルムや、遮熱用の白色顔料として屋根や外壁、道路塗料などさまざまな用途に使用されている。さらには、工場などの屋外に設置されている配管や樋などの樹脂製設備向けとして、「タイペークPFR404」を練り込むことで、炎天下による配管などの湾曲防止効果が期待される。
■タイペークブラックSG-101
環境懸念物質のクロムを含まず、近赤外線領域の反射性能を高めた黒色遮熱顔料。
一般の無機系黒色遮熱顔料と比較して赤みが少なく、ニュートラルな色目を示し、調色(色合わせ)が容易に行えるのも特徴。遮熱機能が求められる濃色系で遮熱性、耐候性の強みを生かして建築用塗料や建築材料などの需要が拡大している。今後は世界的なCO2削減要求を追い風に海外展開を本格化させる。
一方で、競技施設の人工芝に敷かれるゴムチップの代替材料として「タイペークブラックSG-101」を練り込んだ遮熱チップが、当社がスポンサーを務める「つくばFC」などのフットサルコートで採用されている。さらには、スポーツシューズやヘルメットなどスポーツ用品への展開も開始しており、B to C、スポーツ領域での新たな販路開拓を目指している。
また、自動車向け鋼板用として耐酸性を高めた「タイペークブラックSG-103」の開発や光学分野での先端素材としての活用など、用途開発を積極化していく。