2024年
新たな研究開発拠点 「ひょうご小野研究センター」設置のお知らせ
石原産業株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:大久保 浩、以下「当社」)は、かねて取得していた兵庫県小野市(ひょうご小野産業団地)の当社用地において、有機化学事業における農薬の生産技術の研究開発拠点として『ひょうご小野研究センター』(以下「本拠点」)を新たに設置することとし、2024年5月29日に着工したことをお知らせいたします。業務開始は、2025年12月を予定しています。
1.背景・目的
当社グループは、2021年に2030年に向けた長期ビジョン『Vision 2030』として「独創・加速・グローバル。化学の力で暮らしを変える。」を設定し、その後、当社の存在意義(パーパス)を「化学技術でより良い生活環境の実現に貢献し続ける」と定義づけました。現在、長期ビジョンの実現に向け、新中期経営計画(2024~2026年度)『Vision 2030 StageⅡ』を制定、サステナブルな企業価値創造を目指すことを基本方針としています。
『Vision 2030 StageⅡ』における重点施策として、全社では「独創のための研究・技術開発力の強化と効率化」や「グローバル化の加速」などを掲げるとともに、有機化学事業では「新規化学農薬及び動物用医薬品等の開発・商品化の促進」や「農薬の安定供給・製造コスト低減により当社世界市場占有率の拡大」などを掲げており、鋭意推進していきます。本拠点の設置は、これら重点施策の具体化の一つです。
なお、本拠点設置により、現在複数拠点に分散する組織体制の集約と農薬生産技術の研究開発機能の向上が図られ、有機化学事業(農薬事業)において以下の達成を目指します。
・ 新規剤・既存剤のプロセス検討による継続的なコスト低減
・自社スケールアップ検討による、高効率・安価プロセスの確立
・人財(ケミカルエンジニア)の育成とモノづくり力(プラントエンジニアリング)の伝承
また、今回の建設は第一期として位置付け、用地の一部を第二期開発に残しますが、その用途や建設時期は未定です。
当社は引き続き、高機能で安心・安全な農薬の創製・開発とグローバルな供給を増強し、世界の農作物の安定生産に貢献してまいります。
2.概要
名称 | ひょうご小野研究センター |
所在地 | 兵庫県小野市山田町字池ノ谷1991-16、源四郎谷1438-97 (ひょうご小野産業団地A-2区画) 広さ:区画面積43,633.65㎡(平場面積35,130㎡) |
建物 | 構造:鉄筋コンクリート造および鉄骨造 建物:技術研究棟、合成研究棟、UT設備棟ほか 広さ:建築面積2,937.35㎡、延床面積4,450.2㎡ |
スケジュール | 工期:2024年5月29日~2025年8月(予定) 業務開始:2025年12月(予定) |
設計・施工 | 戸田建設株式会社 |
3.その他
本拠点の着工に際し、工事関係者参列のもと安全祈願祭を執り行いましたので、以下の通りお知らせいたします。
開催日 | 2024年5月29日 |
場所 | 兵庫県小野市山田町字池ノ谷1991-16、源四郎谷1438-97 (ひょうご小野産業団地A-2区画) |
出席者 | 石原産業株式会社 代表取締役社長 大久保 浩 小野市 市長 蓬萊 務 様 兵庫県企業庁 次長 上田 英則 様 戸田建設株式会社 代表取締役社長 大谷 清介 様 ほか |
また式典後には、本拠点の正式名称を「ひょうご小野研究センター」とすることを発表しました。
(左から、戸田建設社長大谷清介様、兵庫県企業庁次長上田英則様、小野市長蓬萊務様、当社会長田中健一、当社社長大久保浩)
<ご参考:関連ニュースリリース>
・ 2022年12月6日
固定資産の取得(土地)に関するお知らせ
https://www.iskweb.co.jp/topics/pdf_viewer.php?pid=2920&fid=2921
・ 2024年5月10日
長期ビジョン「Vision 2030」の経営目標の変更並びに新中期経営計画「Vision 2030 Stage Ⅱ」について
https://www.iskweb.co.jp/topics/pdf_viewer.php?pid=3950&fid=3953
・ 2024年5月27日
「2024~2026年度 中期経営計画説明資料」を掲載しました
https://www.iskweb.co.jp/ir/pdf_viewer.php?pid=637&fid=669