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2024年

2024年8月2日 お知らせ

化学工業日報に当社に関する記事が掲載されました

化学工業日報(8月2日(金)付10面)「塗料特集」で当社の高付加価値顔料に関する記事が掲載されました。
当社は、長年培ってきた独自の技術を応用した高機能・高付加価値な顔料を提供しています。特異な機能を持つ無機化合物の開発を通じて‘特色ある塗料づくり’に貢献いたします。
掲載紙を手に取る機会がございましたら、是非ご覧ください。

===製品情報===
■超低反射率構造漆黒顔料「LUSHADE BLACK」(開発品)
特殊な化学合成法によって粒子形状がウニ状のとげ構造を有した硫化ビスマス顔料。特異な構造により光を吸収し底のない黒色を発現する。単なる黒色ではなく光のない漆黒の世界を表現できることから「LUSHADE(ルシェイド) BLACK」と名付けブランド化した。
「LUSHADE BLACK」は、可視光領域では99%以上の光を吸収する極めて低い反射率を持つ反面、赤外領域で高い反射率を発揮し、全波長の光を吸収するカーボンブラックとは一線を画す。また、特異な性質を持ちながらも、カーボンブラックのような高度な分散工程を必要とせず、容易に高漆黒性が得られることも特徴で、光学部材など特殊用途向けにサンプルの引き合いが増加している。現在、スケールアップの検討を図っており、量産体制が整い次第、広く市場展開させていく。

■意匠性光輝顔料「SILKIA」(開発品)
特殊な形状制御を施すことで上質な質感と輝きを生み出した高付加価値なエフェクト顔料。形成される塗膜がシルクを想起させることから「SILKIA(シルキア)」と名付けブランド化した。
従来のエフェクト顔料では成し得なかった高い白色度と滑らかな光輝感を実現した「SILKIA」は、複数の粒子が適度に反射して面で輝くため、粒子感のない滑らかな塗膜面を形成し、塗膜に上質な輝きをもたらす。また、粒子感を抑えながらもフリップフロップ性の高い意匠性を発現させることも特徴で、見る角度によって彩度が低下するメタリック塗膜とは異なり、どの角度から見ても鮮やかな色彩が維持できる他、紫外線による影響を大きく受けず、高い耐候性も保持している。加えて、従来の酸化チタン顔料と異なり、他の色との組み合わせや塗装仕様を工夫することで、多様な色彩を実現できることも特長の一つ。これまでは塗膜にした時の耐水性に課題があり水系塗料にのみ使用可能であったが、独自の表面処理技術により溶剤系塗料にも適用可能となった。
今後、自動車塗料や高級家電、スマートフォン、家庭用ロボット向け塗料など、高い意匠性が求められる用途への展開を見込んでいる。

■超高耐候性酸化チタン「PFC105」
既存の酸化チタンをはるかに凌ぐ極めて高い耐候性を有し、建築外装、重防食、自動車トップコートなどの高い耐候性を必要とする用途に最適。また、米国や欧州では、アルミ建材用の粉体塗料向けにも展開が期待される。
高耐候性塗料は、その耐候性の高さから塗り替え回数が減少するため、温室効果ガス(GHG)の排出量が削減できることから、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けて、今後、海外市場への拡販を積極的に進めていく。

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