2025年
性の多様性に対する当社の取り組みについて
当社は、ISKグループ人権方針を定め、事業活動における人権尊重の責任を果たすことを宣言しております。ISKグループ人権方針では差別の禁止として、個人の多様性を尊重し、あらゆる差別や個人の尊厳を損なう行為を行わないこととしております。
これに基づきLGBTQへの対応を進めることは、企業としての社会的責任を果たすとともに包摂的な環境を構築することで全ての構成員が安心して働ける職場を実現することに繋がります。
性別・性的指向や性自認等に関わらず、全ての構成員がその多様性を尊重され能力を十分に発揮できる企業文化を築くため、当社は下記の取り組みを推進してまいります。
1. 施設の整備等
当社は、性自認や性的指向に関係なく、構成員が安心して働ける施設・設備を整備することの重要性を認識しております。一方で、物理的な環境整備は事業地・施設・設備の状況により対応することが難しいケースが多くあります。
そうした制約を踏まえた上で、新設や改修の際には多目的トイレ・更衣室等の整備を可能な範囲で推進するなど、長期的な視点で物理的環境の整備を計画し、持続可能な改善を目指します。
2. 性別情報について
(1)採用について
当社は、従来より全ての応募者が公正に評価される採用プロセスを重視しており、性別に関わらず、個々の能力や適性を最優先に考えた採用を行ってきました。
LGBTQへの対応を更に推進するため、今後は応募者の性別に関する記載を履歴書において求めないことを明確にします。
(2)社内での取り扱いについて
性別情報は、これまでも不要な場面で記載を求めない、また、記載しないよう取り扱ってきております。自認する性と身体的な性に違和感を抱く当事者にとって、性別はアイデンティティに関わる重要な情報であることを常に留意し、当事者の意図しない形で公表されることがないよう、今後も周知徹底を図っていきます。
3. 福利厚生等の制度利用
パートナー(性別に関わらず、相互の協力により継続的な共同生活を行うものとして、地方自治体等における「パートナーシップ証明」を受けたもの。)がいる構成員は以下の制度について、法律上の婚姻関係にある構成員と同様の福利厚生制度を利用することができます。
区分 | 適用制度 |
休暇・休業関係 | 特別有給休暇(結婚、忌引) |
介護休業 | |
介護休暇 | |
積立有給休暇 | |
その他勤務関係 | 育児又は介護を行う社員の時間外勤務の制限及び深夜勤務免除 |
在宅勤務(介護) | |
諸手当・費用 | 別居手当 |
転任旅費(家族) | |
その他福利厚生 | 社宅の利用 |
祝金(結婚) | |
生活補助金(介護) |
4. 教育・啓発活動の実施
役員や従業員に対する人権研修プログラムを通じ、性自認や性的指向に関する基礎知識などについて学ぶ機会を今後提供していきます。
LGBTQに関する理解促進を図ることで、誰もが安心して働ける職場づくりを目指していきます。
5. 見直し
社会情勢に応じ、本対応は随時見直しを行います。