石原ストーリー
01
もし、暮らしのなかに
「白」がなかったら?
酸化チタンで暮らしを支える化学メーカー
横断歩道が
見えにくい!
看板も
ぼんやり
街にあふれる「白」がなかったら、
安全じゃない。情報が伝わりにくい。冴えないよね。
明るくきれいな白色に欠かせない「酸化チタン」
白をきれいに見せるためには、さまざまな波長の光を均等に反射させる必要があります。酸化チタンは、高い光反射性と均等な散乱効果をもつため、白をより白く見せることができます。
また、化学的にも安定しているので、高温や酸・アルカリにも耐性があり、「白」を安全に長持ちさせてくれるのです。
酸化チタン
(TiO2)とは?
酸化鉱物の一種であるチタン鉱石から作られる、不溶性の無機化合物です。身の回りのさまざまなものを彩る白色顔料として、塗料やインキ、プラスチック、化粧品、化学繊維などに幅広く使われています。
暮らしの「真っ白」は
酸化チタンがつくっている
道路の塗料
自動車の塗料
建物の屋内外塗料
化粧品
印刷のインキ
家電やパソコンなどの
プラスチック
紙や合成繊維
医薬品や歯磨き粉
白色顔料だけじゃない。
進化する酸化チタンは
ナイスプレーヤー。
高付加価値な
機能をもつ酸化チタン
たとえば、微粒子化することで紫外線の遮蔽材料に。導電性酸化スズと組み合わせると帯電防止材料に。高純度化することでパソコンなど電子機器に必要な電子セラミックスの主要原料に。高付加価値な可能性はさらに拡がっています。
環境浄化や省エネにも
パワー発揮
酸化チタンを使った白色顔料は赤外線を反射する特性をもつので、遮熱材の材料として省エネに貢献。また、紫外線と反応して有機物を分解する「光触媒酸化チタン」は、大気や水質、土壌など環境を浄化する効果も期待されています。
副生品の活用で
環境に配慮
酸化チタンの製造過程で得られる副生品は、石膏や酸化鉄として有効活用されています。さらに当社独自の技術により加工した環境商品は、汚染土壌から重金属が溶け出すのを防いだり、軟弱な土壌を固めることなどに効果を発揮します。
酸化チタンを極めながら、石原産業も成長しています。
産業廃棄物の排出量が少ない
国内で唯一塩素法を採用
国内で唯一、
環境負荷が低い「塩素法」で製造
2つある酸化チタンの製造法のうち、高度な技術を必要とする塩素法。石原産業では従来の硫酸法に加えて、塩素法を国内で唯一採用しています。
塩素法は、品位の高い鉱石を原料に使用するため不純物が少なく、産業廃棄物の排出量を抑えられる製造法です。
四日市工場の
敷地面積
東京ドーム
約15個分
※工場敷地面積は約700,000㎡。東京ドームの面積46,755㎡で換算
酸化チタン生産能力※
国内
No.1
※年間168千トン
酸化チタンの
国内トップシェア
約1/3
※2023年4月現在、当社調べ
化学のちからで、
快適な暮らしを支えたい。
すべての工業製品で「より高品質で環境負荷は少なく」が求められる今。酸化チタンが果たす役割はますます広がっています。
私たちは「化学技術でより良い生活環境の実現に貢献し続ける」というパーパスのもと、酸化チタン事業において、快適な住環境とともに、革新的な生活製品やエコフレンドリーな製品の提供に努めています。